『富士山原始林』またの名を『青木ヶ原樹海』
“この森”は、人間の年齢に例えると10歳の子供位と言われています
西湖付近の“この森”は、木が生え始めてから約400年。
西湖付近の“この森”が
溶岩大地から苔の絨毯
苔の絨毯から森へと
変わり始めてから400年程度
世界でも成長過程にある天然林は、類い稀な存在と言われています
もしかすると、怖い印象が先行する森かもしれませんが、
歩き始めてみると、子供の森と言われている所以が随所に・・・
溶岩と苔と木々とキノコが・・・それぞれを主張しながら
どこかで折り合いをつけバランスをとり、森を形成している様子が
なんだか可愛らしく感じます
10年前の私だったら、そんなことを感じなかったかもしれません
10年後の私だったら、こんな感覚を持ち合わせていないかもしれません
てくてく・・・歩いていると
危ういギリギリの線で根を張る木の先には、青々とした緑が宿り
まだまだ『生きていく』という意志が漲るようです
どこか、不完全なように見えるから、“今の自身”を投影してしまう
樹海は昔、海だった そう考えると、とてつもないロマンが溢れています
確かに目に見えない水の存在を、随所に感じてしまう・・・
子供の森とはいってみたものの・・・人間を超越した圧倒的な地球軸の中で生き続ける
富士山へと通ずる“この森”に畏敬の念を抱いてしまうのもまた、事実
もっともっと知りたいから、私たちはこれからも“この森”に入ります
森と過ごす時間に、幸せをかみしめながら。